建物の中で屋根の部分は、自然環境から住まいを守る重要な部分になります。
屋根材といっても色々な種類があり、その特徴や性能に違いがあるので、何を優先して屋根材を選ぶのかを知っておくことはとても大切になります。

屋根材の種類と特徴

アスファルトシングル 

価 格:☆☆☆☆☆
軽 さ:☆☆☆☆☆
施工性:☆☆☆☆☆
耐久性:☆
断熱性:☆

TOTAL ★★

シングルは施工がしやすく、軽るくて安価であることが一番のメリットといえます。
しかし耐久性は10年ほどで、劣化により表面の粒状の素材がポロポロと取れてきます。断熱性もあるとはいえませんので、外気の温度の影響を非常に受けやすい屋根材です。

カラーベスト 

価 格:☆☆☆☆☆
軽 さ:☆☆☆☆☆
施工性:☆☆☆☆☆
耐久性:☆☆☆
断熱性:☆

TOTAL ★★★

カラーベストはスレート素材の瓦で、シングル同様軽量で屋根材で安価であることがメリットといえます。凍害に弱く寒い地方には不向きで、10年ほどで表面の塗膜が劣化し始め、防水性が低くなってきます。こまめな再塗装のメンテナンスが必要となります。

陶器瓦

価 格:☆☆☆
軽 さ:☆☆☆
施工性:☆☆☆☆
耐久性:☆☆☆☆
断熱性:☆☆

TOTAL ★★★★

陶器瓦は、非常に耐久性に優れた屋根材です。瓦そのものは割れたりしない限り取替は不要ですが、施工不良や下地の劣化によりメンテナンスが必要となることがあります。また価格が高いことや、屋根が重くなることが一番のデメリットになります。

ガルバリウム鋼板

価 格:☆☆☆☆
軽 さ:☆☆☆☆☆
施工性:☆☆☆☆
耐久性:☆☆☆☆☆
断熱性:☆☆☆

TOTAL ★★★★★

ガルバリウム鋼板は、軽量でありながら耐久性にも優れた屋根材です。
ガルバリウム鋼板の屋根材の裏に断熱材の付いた製品もあるので、トータル的に非常に優れた屋根材といえます。価格も陶器瓦に比べ、低価格で済み、カバー工法にも適していますので、リフォームにもオススメする屋根材です。

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