「 快適な暮らしをつくる断熱と遮熱のはなし① 」では、熱の伝わる種類やその性質についてお話しましたが、ここからはその先お話のお話をしていきます。お話①を読んでいない方は、こちらをご覧いただいてからこのお話を読んで頂いた方が分かりやすいかと思います。

断熱で止められない輻射熱を止めるには

断熱材では止められない熱が、赤外線(電磁波)によ輻射熱とり伝わる輻射熱というお話をしましたが、しかも家の中を移動する熱の75%がこの輻射熱という事で、いくら厚みのある高性能な断熱材を使用したとしても、熱の伝達が遅くなるだけで輻射熱はじわじわと侵入してきているのです。

ではどうしたらこの輻射熱を止めることができるのか。

「輻射熱は止める」ではなく、跳ね返す

輻射熱は赤外線(電磁波)により熱を伝達するので、この電磁波を跳ね返すことで輻射熱を抑えることができます。

普段、冷蔵品を運ぶのに使用する保冷バック、これは内部にアルミ箔が使用されていることにお気付きでしょうか。アルミ箔は電磁波を効率よく反射する作用があるので、輻射(放射)により冷やされた保冷バックの中の熱を逃がさないように為、保冷効果が生まれます。

もう一つ例を挙げるならば、焼き芋を焼くときにアルミ箔に包んで火の中へ入れますが、これもアルミで包まれた内部は輻射による熱を逃がさないので、芯までホクホクの焼き芋にすることができるのです。

これを逆に考えれば、外から室内に侵入しようとする太陽熱などの輻射熱をアルミで反射してしまえば良いという訳です。

断熱と遮熱のまとめ

断熱と遮熱では熱の伝わり方が違うという事が分かれば、あとはこの2つを上手に組み合わせれば快適な暮らしをつくる環境が整う訳です。

POINT1. 断熱材では輻射熱を防げない
POINT2. 断熱材は熱を伝わりを遅くするもの
POINT3. 遮熱は輻射熱を止めるもの
POINT4. 断熱で熱を保護し、遮熱で熱を遮断する
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