家には色々なパーツ(部位)となる、外壁、屋根、基礎、壁、天井、窓などがあり、そこには様々な素材(材料)が使用されています。

壁というパーツの中だけでも、構造材となる柱や快適性を保つ断熱材、下地材に石膏ボード、そして仕上げ材の漆喰やクロスといった素材が複層に合わさりできています。

これらの材料と素材そのものに、湿気を通すもの(透湿)と通さない性質のものがあり、これらを上手に使うことで結露のない環境をつくることができます。

素材で変わる住まいのつくり方と環境の違い

パーツ(部材)調湿する家の素材調湿しない家の素材
▢ 構造材(柱・梁)無垢材集成材
▢ 耐震面材モイス構造用合板など
▢ 断熱材セルロース、ウールブレスなどグラスウール、ウレタンなど
▢ 下地材無垢材合板ベニヤ
▢ 床無垢フローリング複合フローリング
▢ 壁・天井漆喰、無垢パネリングビニールクロス
↑ 透湿する素材↑ 透湿しにくい素材

上記の表は、調湿するかどうかを単純に比較したものですが、当然ながら予算との兼ね合いも関係してきます。調湿する家としない家、どちらが良いか悪いかではなく、その素材の性質に合わせてどの素材を組み合わせれば、「 より快適で、より永く住まうことができるか 」が大切なんです。

記事一覧に戻る